円やかになりたい

忍者、天真体道、リフレクソロジー、藁細工、畑、身体、生活にまつわること。他にも色々。

夏の静けさ

雷がゴロゴロ、雨がバシャバシャ。

黒い雲が通りすぎると、青が顔をだす。

蝉が鳴き始めた。

夏。

今、夏になった。

虫の声一つですうと身体の力が抜ける。

カレーを作る。

ご飯を相変わらず食べ過ぎる。

珈琲を淹れる。

砂糖なんていれない。

ミルクももちろんいれない。

ふう、と息をつこうにもどこか息はつけない。

眠い。眠くなる。

森山直太朗の曲をかけてみる。

感情的にしかならない。

泣けばいいのかな。

 

オレンジ色の灯りと畳に映る影と扇風機の音。

 

静けさが欲しい。

全くの静けさを感じたい。

 

夜は踊りの中

夜の踊りの中

夢中で踊る
上手な人を目で追って
音を感じて
酔っ払った頭を絞りこんで
そんな風にして踊る

ふと上手く踊れる

 

僕はもっと自分の楽しむを感じようと思う
どこか自分を無いものとして考えてるところがある
あるよ

どうしても、ある
僕はどうしてもあるから
今は楽しまないと
嫌な人と楽しくしようなんて思わなくていいさ
誰が僕になんと言おうとはね飛ばしてもいいさ

 

 

そんな風に思う

夏の夜

悟っているかのようにして

どうしようもなく何かが必要であるとき
結局のところ身近な人へと走るのだ
必要であることを餌にして
理性では帰らねばと思いながらもすぐにその場の慰めや気休め優しさに流されていく

何がよいかなどわかるはずもない
大抵歳をとるごとに悩むことは減るのだろう
仕方がないのだなんて言い放ち
恥や外聞なんて知らないのさとわざわざ言葉にしてみたり
楽しければよいと何かを置き去りにしながら
そんな風にして自分の言葉を聞く自分のことを固めていく

かくいう自分も仕方がないのだ
結局のところ答えはでないのだ
そんな言葉で自分のことを楽にして
我が儘であることを容認して
あまりにも簡単に身近な人の些細な心を踏みにじんで
相手のために誰かのためになんてことは何もしたことはないのだろう

暮らしの仕方がそれをさすと断ずることも容易くて
たしかにそれもあるのだろうけれど
だけどもそれだけなはずもなく
でも愛や思いやりなんて安直な言葉で全てを纏めようなんてことは受け止められず

結局のところ
分かっていることといえば
今 夕暮れて薄灯りの灯る部屋にポツリと座り光る画面に向かう自分だけだ

そして またもそれを物語かのようにして
何か悟っているかのようにして
小さな小さなものに悩みながら
それでいて自分の欲や業を
無責任に不確かなネットワークに放っている

呪文

旧くからの知人と
酒を酌み交わしているはずなのに

言葉はその身体をすり抜けて
能面のような白壁に染み込んでいく
お互いの言葉はただ発しているだけのようだ

何か呪文のような言葉なのだけれど
それがなにかは僕にはわからない

トーシバがどうだ
オリックスはこうだ
ユニクロはどうなった
セブンはこんなだ
スズキさんはああするさ
ナンジュウオクってなんだ

なんだかよくわからない呪文が
ぼくの耳からどこかへとすり抜けていく

なんだろうか
なんだかとてもふわふわと膨張したその呪文は

おとな

おとなのせなかをみておもったんだ

おとなっていうのはツラそうにしてる
おとなっていうのはじぶんかって
おとなっていうのはじぶんもやれてないのにぼくらにはやれっていう
おとなっていうのはぼくらのいけんをきかない
おとなっていうのはなんにもしてくれない
ぼくらのしてほしいことなどなんにもわかってない
ぼくのことなんてなにひとつわかってない
それなのにわかったつもりになってきめつける
ぜんぶだいなしにするんだ

だからぼくは
いきることはツラいことだとおもっていたし
おとなのじぶんかってにつきあわなくちゃいけなかったし
こわくてくちごたえなんてできなかったし
じぶんのことなんてはなせなかったし
はたらくことがいやだったし
おとながやらないことをしないといけなかったし
それでもできなくてつらかったし
たすけてほしくてもたすけてもらえないし
おとながきらいだったし
おとなになんかなりたくなかった

ただ
だきしめてほしかっただけなのに
ただ
よりそっていてくれるだけでよかったのに

ぼくになにももとめないで
ぼくはなにもいらないから

ぼくは、家なのだろうか

最近、身体の中のこと。
とても小さい生き物たちについて機会があり、考えた。

ぼくは、家なんじゃないだろうか。
色んな小さな生き物たちが僕の中に住んでるんだろう。
ウイルスが侵入すれば、小さな住人たちが戦ってくれる。
自分の家を守ろうと。
家に傷がつくと、修復して、より頑丈にもする。
でも、やっぱり住人たちにも寿命があって、家の土台にも寿命はあって、少しずつ衰えていく。

そんな風に考えてみれば、僕は家でもあるんだろう。
移動する生きた家だ。
小さな住人たちによって、動いている。

でも、
僕は、意思を持ってる。
僕は、感情を持ってる。

本当なんだろうか。
僕の意思ってなんだろう。
僕の感情ってなんだろう。
何が動かすんだろう。
住人たちが動かしているんだろうか。

ああ、僕は家だけど、家じゃないのか。
多分、何かの一部なんだ。
いや、住人なんだ。
地球?
宇宙?
なんだろう。
大きいような、小さいような。
大きいけれど、小さい。
言葉で表したりするものではない、何かの住人なんだろう。

それが僕の意思と思わせる。
それが僕の感情と思わせる。

ただただ、色んな命が必死に生きてる。
何かのためでもなく、ただ生きている。
もしかしたら、そんなものなのかもしれない。

ああ、小さな住人たちと話してみたい。
そしたら、僕は僕でなくて、僕であって、全てになるんじゃないだろうか。
何より楽しそうだなぁ、と思う。

触れる 解れる

あいも変わらず、ばたばたと忙しそう

お礼状を書いているみたい

あぁ、ちゃんと書くなんて偉いな、なんて僕は思う

母は、字がうまい きれいな字を書く

父のが意外と癖あったりするんだよな

 

肩が凝っているから揉んでほしい

昔からよくやってる 

僕は結構うまいらしい

他にやるやついないだけかもな

 

年老いたことを感じさせるその皮膚の感触は

それでも懐かしく温かい

 

呼吸は深くね、とか

食べるものとかも気をつけたほうがいいよ、とか

自分自身に言っている節もあるその言葉

普段ならうるさいわね、と言われるその言葉も

 

身体に触れると、不思議と優しくなる

身体に触れると、不思議とするりと伝わっていく

身体に触れると、不思議と心は解れてく