2017-08-02 黒と赤 詩 五日市街道を走らせる 車線の上に横たわる黒い何か 動かない 一瞬で通りすぎる 眼に映る赤 いつどこででもそれはある 涙がこぼれる 黒い何かの代わりに泣いているのか 何を悲しんだのか 悲しみとはなにか 何のために生きる 何か残してしまうようなものはないか その瞬間で死にきりたい