円やかに生きる ー谷保暮らしー

東京都のど真ん中国立市谷保地域にて、畑を耕して、地域に関わる暮らしを書き記すブログ。そのほか天真体道、身体、詩、関わることをツラツラと。

鴨志田農園野菜栽培基礎講座

こんばんは。

本日、三鷹の鴨志田農園の餅つき会に足を運んできましたー。
鴨志田農園との付き合いは、僕が放課後NPOアフタースクールにてインターンをしていた頃からです。昨年一年間「第一回野菜栽培基礎講座」を受講して、主に堆肥技術と野菜栽培について学んできました。

鴨志田農園の特徴は、その「堆肥技術」にあります。
三重県の「農業技術の匠」橋本力男先生が生み出した堆肥技術であります。
CNBM分類という炭素資材、窒素資材、微生物資材、ミネラル資材というものを利用した、上質な完熟堆肥を作るというもの。
具体的には、籾殻・米ぬか・落ち葉・壁土をメインに、牛糞堆肥・発酵鶏糞などもブレンドしたりします。
何よりこの技術のいいところはレシピがある、ということです。
化学的知識や数学的な計算などはいらず、そのレシピ通りに作れば世界中どこでも上質な堆肥が作れるということです。

さて、完熟堆肥というと、ホームセンターなどでも見かけますが、実をいうと完熟しているものはほとんどありません。ビンにつめて水を注いでいくと、腐っていくのがわかります。堆肥を施肥してから日を開けなければならないのは、完熟していなくて腐敗する可能性があるからなのです。

この堆肥技術では、しっかりとした屋根、床、水分管理、温度管理をしていきます。
70℃以上の高温にして、雑草の種子・病原菌、害虫を死滅させます。そして、数ヵ月かけて完熟させていきます。

前述していますが、レシピは栄養バランスなども考えられて作られています。ですから、堆肥のみの施用で充分に野菜を栽培できます。
また、完熟しているために、施用後すぐに種まき・植え付けが可能となり、栽培効率も非常によいものです。
何よりも非常ーーに美味しい野菜ができます。

さて、ここでお知らせですが、
鴨志田農園で2月より第二回野菜栽培基礎講座を行う予定のようです。

是非、興味のある方はお申し込みください。

https://www.facebook.com/events/2266435636916461/


今年の講座はネパールへの視察・実習があるようですー。
この堆肥技術は世界へ広まるかもしれませんよ。


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いろんな農の在り方

 
鴨志田農園@三鷹の野菜栽培基礎講座の中で、いくつかの農園を視察に行ってきたのですが、その時で思ったことを改めて。
 
視察先の一つは、自然農をしていて、半自給的な暮らしをされているご夫婦。
そうした暮らしを始めたきっかけは311の東日本大震災で、原発問題などに揺れる中で食や健康を気にし始めたこと。
始めたころは機械も使わず、開墾から始め、自然農で耕さずに栽培して、種取りや麹室などの管理までして、地域にも関わりその暮らし方を提示、発信、受入までしている徹底ぶり。
とても思想的な側面が強く暮らしと農がほとんど一体になっている農園。
 
もう一方の視察先は、有機栽培で、飲食店への卸しを主な仕事にしている農園。
栽培・販売することが楽しく、農に関わり始めて、どういう野菜を栽培していくのか、どういう人達を対象に野菜を作り売っていくのか。そのために面白いものを取り入れていくし、面白い話があれば進めていく、よりビジネス的側面の強い農園。
 
 
毛色が全く違うようにも見えて、あまり変わらないなとも思えた。
その在り方というのは互いにその時々の環境の変化に応じているもので、同じだなと思うのです。
農地がどういう場所にあるのか。
周辺にどのような人たちが住んでいるのか。
どれくらいお金が必要な生活圏なのか。
その地域の大小や特性によって変化していくだけであって、人と人との関わりと生活の必要性の中で動いている。
思想的であれ、ビジネス的であれ、常にオープンで、人に誠実で自分に誠実に努力しているだけで、もうそれだけで素晴らしいなと思う。
 
こういううことって農だけではなくて全てに言えると思うけれど、様々な現実のグラデーションの中で、いろんな形の在り方があると思うのです。
 
はい。
ということで僕も活動していることはどうであれ、もう素晴らしいはずなので、ガンバリマス。
最後は、新年の抱負のような感じとなりました。(笑)
 
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やほばたけ

畑の投稿もちらほらとしていこうと思っております。

 

国立市谷保にて、耕している畑「やほばたけ」。

素朴なそのまんまの名前として活動しております。

 

自然農的にやったり、試行錯誤を重ねていますが、今後は有機栽培で取り組もうというところです。

オーガニックフラワーなどで有名な橋本力男先生の堆肥技術を三鷹にある鴨志田農園にてまなんできたので、その実践を、と思っております!

 

一つ一つ書いていけたらと思いますー。

 
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天正道場強化合宿

年末、天正道場の強化合宿がありまして参加してきましたー!

 

年末にかけて、色々予定がかぶり手伝えないところもありで申し訳なかったのですが。。。

 

参加できてよかったー!というのがシンプルな感想。

 

普段の稽古で何をやっているかというと、

基盤体技「新体道」・剣武「天真流」・瞑想・整体。

まあ、稽古の色々は後々書いていくとして。

 

何より良かったのは、土の上・青空の下で稽古が出来たこと!

大きく大きく限界へ限界へ身体を開いたり、伸びていく型がほとんどをしめる天真体道。

空へ向かって、地に足をつけて、いると不思議と安心感と開放感で体感覚・意識が全く違う。

 

また、合宿が終わって思ったのは、

「僕、体力あるようだ」

でした。笑

 

自分の中で素直にそう思えたのは実ははじめて。

 

朝から晩まで稽古漬けでひたすらに動き続けていた中で、まだまだ力が沸き出てきて、動く動く自分の身体へ感謝。

無駄にしちゃいけないね。

僕は自分の体力や限界を無意識に作ってたんだなーと。

まだまだ稽古を続ければタフに動く身体になるのだろうと確信もある。

来年もたくさん動いていこう!

 

感性、タフさ、自分や人との向き合い方、様々な学びがある武道である天真体道。

 

試合とか痛いことはないので(男の子は少しだけあるかも??笑)、興味ある方は是非連絡くださいー。

 

今回合宿でお世話になった文覚荘さん、ありがとうございましたー。

指導していただいた先生、道友の皆様もありがとうございましたー。

 


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来年はまたブログでの発信(武道以外も!)もしていくのでチェックしてくださいませ!(何度目だ!いい加減継続せねば~)

穏やか

おだやかな人はゆったりしてそう。

おだやかな人はどっしりしてそう。

そうなのかな。

おだやかって何なのかしら。

穏やか。

落ち着いて静かな様。

だって。

うん、わかるよ。

木のような人かな。

落ち着いてどっしりしてる。

でも動かないでどどーんといるとも違うよな。

木だって成長しようとぐんぐん動く。

風に吹かれれば逆らわない。

おだやかな人って軽やかで。

おだやかな人って愉快で。

おだやかな人ってよく働いて。

おだやかな人ってよく遊んで。

一生懸命生きている人。

多分そんな気がする。

円やかと穏やか。

あまり変わらないようだ。

一生懸命生きていかないとだ。


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木曾新滝

9月1日。

木曾新滝へ。

 

10月は氷が混じる木曾。

今年の最後の機会はこの一日のみ。

それなら行くしかないな~と、日帰りの滝行となりました。

 

とにかく美しい滝。

浅間のような豪快な滝とは違う。

3,40mほどの高さから真っ直ぐと落ちてくる滝。ところどころに虹がかかる。

滝の光景に見惚れて笑みがこぼれて、不安はなくなる。

 

自分の中で「よし!入るぞ!」みたいな気合もなく、自然と滝に向かっていけた。

眼鏡置いて。上着は脱いで。

近くによった時もとても冷静だったのを覚えてる。前に出すぎると落ちるし、ここからとりあえず入ればいいな、という感じだった。

 

しかし、物足りなさを感じて滝の芯の方へ。

浅間よりも冷たいけれど、呼吸は全く問題なし。

キーンとした感覚を抜けて、心地よく。

心地よいけれども、浅間とは違う厳しさ。鋭く刺さるように打ち付ける滝。

その中で、天真五相をしたり、天相をしたり、身体開いたりと。あんまり細かく覚えていないのだけれども。

大きくゆっくりと力を抜いて。動けば動くほど全身を打たれる。

情報が多すぎてあまり整理できていないけれども、腕全体に熱いような冷たいような感覚が通ったり、膝や足先に通ったり。

ガクガクと身体が自然と動き出し、バランスが幾度か崩れる。

 

10分ほどで出たけれども、少し長く入りすぎたよう。出てからもしっかり歩ける気力は残さないとなあ、と反省。

 

出た後、うめきと鼻水と涙が流れてきて、その後身体全身(というか腰)が痙攣するかのように動きだした。全く意識は正常でただ勝手に動き出す。多分端からみたら操り人形でガタガタと動かされてる感じなのだろう。

もちろん、寒くて震えているわけではない。

いや、寒かったけれども。笑

出来るだけ任せるも少しの驚きと恐怖で止めてしまったところがないとはいえない。

 

と、こんな感じの滝となりましたとさ。

基本的には木曾に入れただけで満足。

が、やっぱり泊まりでもう一度入りたかったなー、というところはあるなあ。

滝は1泊に限る。全然違う。

また来年行けたら行こう。

もっと自由に滝と遊ぼう。

 

そして、滝後数日は腑抜けになる感じがする。笑

https://www.instagram.com/p/BYilMT5nlMG/

ところどころにある石碑。人の気配はなく、静かにただずむそれ。飛沫とともにきらきらと光る無数の虹。ただ美しくて見惚れてしまう。それでいて厳しく身体に刺しこむように打ち付ける水の粒。心地よくなると途端に水量を増してくる。ここのところ誰からも言われている。動け、ということか。滝に打たれていると腰がガタガタと動き出す。全身が痙攣するかの如く動き出す。今回は出たあとにもそれがきた。心拍も意識も通常。涙を流したあのときと同じ。身体が勝手に動き出す。出来るだけ身を任す。驚きや恐怖との戦い。もう少し。もう少しな気がするんだよな。そのもう少しはとてつもなく大きいもう少しなのだろうけれども。#天真体道 #滝行 #木曾新滝#ここのところ、明らかに身体が大きくなってきてる#1泊してもう一度入りたかったな

わかめ体操

正式名称 「瞑想組手 わかめ体操」

 

天真体道の組手の一つ。

波とわかめ。

波はまっすぐ通り抜けていく。

わかめは波に逆らわない。

ふわーっと、くにゃ~っと、じゃれあうような組手。

 

波は、まっすぐ通り抜けていくように。

相手の身体の状態を見極めて、それぞれの身体に適した強さで怪我をしないよう、それでいてしっかり効かせてあげる。

包むような柔らかさと相手への繊細な気づかいが求められる。

 

わかめは、ただただ波に抵抗しないように力を抜く。なされるがまま揺れ動く。

力を抜くことってとても難しい。力の入っているところが徐々にわかっていく。

 

お互いに伝えること、受け入れること。

それを段々と入れ替わりながら、一体となっていく。

もともとは拳でのやり取りだけれども、そんなことを感じられる組手。

 

武道っていうのは、身体も精神も養うもの。

https://www.instagram.com/p/BYaGbZsBT22/

ーわかめ体操@代々木公園ーやっとこさ開催できた体験会。広い青空の下。草の上を裸足で。背中のベッドも。転がるのも。ジャンプするのも。身体開くのも。わかめになるのも。最高に気持ちよかったな~。 #天真体道 #わかめ体操 #代々木公園 #青空稽古をもっとしたい #天正道場 #笑顔になる武道