円やかに生きる ー谷保暮らしー

東京都のど真ん中国立市谷保地域にて、畑を耕して、地域に関わる暮らしを書き記すブログ。そのほか天真体道、身体、詩、関わることをツラツラと。

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

わかめ体操

正式名称 「瞑想組手 わかめ体操」 天真体道の組手の一つ。 波とわかめ。 波はまっすぐ通り抜けていく。 わかめは波に逆らわない。 ふわーっと、くにゃ~っと、じゃれあうような組手。 波は、まっすぐ通り抜けていくように。 相手の身体の状態を見極めて、そ…

とうがらし

暑さの中、草を刈っていると楽しそうな笑い声が聞こえてくる ああ、知っている声 子どもの声 すうっと僕の中に入り込んでくる 虫の声、風の音、草が触れ合う音 そんな音も気持ちよいけれど その瞬間の感情が素直に乗った笑い声はとても心地よい 「とうがらし…

石器時代遺跡のちょっと不思議な体験

最近、人に連れられて石器時代遺跡に行った。 石器時代の住居跡で、市街地から近くて、丘の上のような場所にある。 東向きに開けていて、朝陽がなんのさえぎることもなく、当たる場所。 丘を上っていると、あれ、ここはどこだ、となるように突然に別の空間の…

施術中にある確信

お客様を迎える時、施術前には小さな緊張を感じる。 僕の小さな緊張と、お客様の小さな緊張と、たぶん両方。 準備をしながら、少しだけ話をする。 話ながら、施術を進めていく。 ふと会話が途切れたときに違和感なく突然やってくる静けさ。 「あ、もう話さな…

8月6日

8月6日。 日付を見て、ただもう8月かと思うだけ。 なんとも鈍く、小さな僕だろうか。 8月6日。 もうすぐ27歳になってしまうのか、なんて思うだけ。 ああ、家族旅行が近いなあ、なんて。 自分のことばかりで、それで精一杯の僕だ。 8月6日。 そうい…

黒と赤

五日市街道を走らせる 車線の上に横たわる黒い何か 動かない 一瞬で通りすぎる 眼に映る赤 いつどこででもそれはある 涙がこぼれる 黒い何かの代わりに泣いているのか 何を悲しんだのか 悲しみとはなにか 何のために生きる 何か残してしまうようなものはない…